現場より
H様邸 建前準備
H様邸の現場では、上棟日を目前にして、建前準備の作業が大工さんによって進められています。
普段の建前準備と異なり、敷地が狭いために上棟日までにやっておかなければならないことが多いのです。
例えば、本来なら建った後で行う外壁まで、一部は仕上げておく必要があるのです。
この写真を見て、「外部足場が内部側にも組んである」と気付かれた方もいらっしゃるでしょう。
通常は先行足場といって、建てる前に足場を組む場合も、建物の周囲を取り囲むように組むのですが、
今回のH様邸は、隣地境界までがギリギリのため、すでに隣の建物が建っている部分については、後から外壁を張ろうとしても、人が入るスペースすらないほど厳しい状況です。
そこで、後から施工できない部分の外壁を先に張っておいてから、端へ移動させるという「建て起こし」という方法で、建前作業を行うのです。
右奥側の建て起こし部分は、上棟時には約90センチほど右に寄せます。手前のサイディングの受け渡しをしている部分は、土台を基礎から浮かせ、上部が広くなるように少し傾けた状態で固定して上まで張り、上棟時にかませ材を外して基礎に載せます。
狭い場所なので、材料等の配置の段階でも、計画的に上下に積まないと、取り出すのにも手間がかかるので、段取りを慎重にせねばなりません。
さらに隣の屋根の高さによって、1階部分まで張っておくところや、2階部分まで張っておかねばならないところがあったりと、大工さんもなかなか作業が大変です。
下で外壁材を切ったり次の段取りをする者、足場上で受けたり、間に入って調整する者、下地をしたり外壁を張るといった作業中心の者2人と、息の合った4人の連係プレーで、おかげで順調に進んでおります。
大工さんたち皆本当にごくろうさまです。是非上棟が安全にうまくいきますように。


